夢を見て、
体を「びくぅ！」と痙攣させることが多いオット。
それはいつも、
寝付きの悪いヨメがやっとのことでうとうとしかけた
その瞬間を見計らったかのような、見事なタイミングである。
たまに、なら我慢もしよう。
しかし３日続くとなるとヨメも唸る。

「ふぬー！　えーかげんにせぇ！！」
自分の痙攣で半分覚醒したオット、
ヨメの叫びにしっかり覚醒。
「ごっごめん！　わざとじゃないんだよ…」
とオットは謝るが、
いくら故意でなくたって、
こうやって起こされたが最後、
ヨメは朝まで寝られないんである。
しかも３日連続である。
ため息をつきながら尋ねる。
今日の痙攣のワケは？

「うん…夢で…バスケしとった…」。
バスケ、か…。
最近ずっと忙しくて、しばらくバスケしてないもんね…。
そっか…、かわいそうに…
と思わず許しかけたところで

「ブロックショットしたんよ！」
・・・嬉しそうに報告するな！
「やったよ、オレは！」
・・・ガッツポーズするな！